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09.09.08
足の裏の地図
でもルールは必要。
「火のそばは近づいてはいけません」
「脱いだ服は脱衣所にもっていきなさい」
「トイレに行きたくなったら早く行きなさい」などなど
もし、目が見えないとすると、そうしたルールはどう教えますか?
部屋名が付くということは、そこが他と違う何かがあるということ。
便器があるから、トイレ、
シンクやガスコンロがあるから、キッチンなどなど。
もしもこれを手探りでするとなると、
便器を手で確認し、
包丁の乗っているかもしれないまな板を手で確認し、
フライパンが乗っているかどうか、確認する。
トイレが汚い、
火が危ない、
包丁が指が切れる
を知る前の彼に
どう間取りを教えるのか、
それが、私がテーマにした、
「足の裏の地図」です。
ルールと一緒に、床に「差異」をつける。
ひんやり冷たい床は(タイル)危ないから入ってはいけない。
つるつるの床(リノリュウム)はトイレと服を脱ぐところ。
柔らかい床(畳)は寝るところ。
「差異」こそ「情報」
そんなことを考えました。
09.09.07
すごく低い手摺
私は建築士を指導する講師をしている。
そこの生徒に尊敬する人がいた。
私にとって「人を見る」伝説級の体験談
彼女は元、デパートの店長。思いっきり畑違い。
でも、今は建築士になり、バリアフリーの専門家として活躍している。
高齢者は手摺をつけるとき、面倒なのか、
「基準通りつけてほしい」とか、
「あなたにに任せるわ」といった人が多い。
そして工務店は手摺を説明書に書いてある
公共建築で基準にする高さにつけていく。
でもこれでは本当に手摺が使いやすいとは限らない。
今よりはいいかもしれないけど、もっといい高さがあるかもしれない。
本人は知らずに本当にいい高さ、使いやすい高さを拒否している。
彼女はわざと高い位置に手すりを持って云う
「このくらいでいいですか?」
高齢者は任せるといいながらも、その高さをみて文句を言う。
「高すぎよ!」
「じゃあこのくらいですか?」
今度はものすごく使いにくい低い位置を示す。(かなり意地悪に見えるはず...)
「ちょっと使えないわね!このくらいがいいのよ!」
怒って手摺の前に立ち、高さを自分の使いやすい高さに調整する施主。
本当にカチアルものを提供しているのに、感謝されないなんて。
でもこの人すごい。
09.09.05
刺激を入力する必要性
とある盲学校での体験
小学校1年生の子供が、
先生の腕と青いボールの間で、
エビ反りになってはずんでいる。
先生は力いっぱい子供とボールを一緒に床にたたきつける。
子供は笑顔ではずんでいる。
思わず...「虐待?」
先生曰く
「彼らは視覚からの情報がないので、刺激が不足しているのだ」という。
刺激がすくないと、脳の活動も、体の動きも少なくなってしまうのだと。
彼らにとって体に伝わってくる振動や音や温度やにおいという刺激たちが、
非常に重要なのだ。成長するのに必要なのだ。
でもこれって、普通の子供もそうじゃないのかな?
別に特別なことではない気がする。
みんな気が付いていないだだけ。
冷暖房完備、防音の家に、24時間いる赤子と
風を感じ、虫が鳴き、暑い、寒いを感じる赤子とでは
どちらが、生きる力がつくのだろう。
彼が、盲学校に通う前、打合せをしたときに感じたことがある。





