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09.11.04
設計料に関して、もうひとつの事例
先日築14年の建売住宅をリフォームしました。
当時はバブル末期、
地域の利便性を訴えて、広告を出せば建売がバンバン売れた時期です。
その時は安い買い物であったと思います。
でも施主は
将来を見据えて、まだ働いている時期に、
リフォームを決断します。
すべての建売ではないでしょうが、14年住んでみて、
気になることがあったのかもしれません。
直感かも知れません。
でもその直感は的中。
通し柱が腐って向こうが見えるのです。
わかりにくいかもしれませんが、 梁と柱の接合部です。ただでさえ壁が少ない一番南側の要の柱。
その柱に支えられていたバルコニーが、
落下したのは、外壁を外した時でした。
幸いけが人はいませんでしたが、
近所の人も、うちは大丈夫だろうかと
集まったくらいです。
もしも地震があったら...、
その時中にいたら...、
逃げる方向の玄関の上のバルコニーが落下したのです。
想像するだけでも怖いことです。
我々はこれをリフォームのお化けと呼んでいます。
「安い方がいい」
というのは
家電ならいいでしょう。
洋服ならいいでしょう。
食品ならいいでしょう。(最近偽装で問題がありますが...)
あなたが、自分の健康や家族の安全に少しでも気にする人なら、
本当に安い方がいいでしょうか?
私は何も高い設計料を払いなさいという話をしているわけではありません。
工事も、設計費も適正価格、適正な品質を買ってくださいということです。
極端に安い買い物は、それなりのことになっていますので、
注意が必要なんです。
→リフォームお化けの詳しい説明はこちら
09.11.02
建築家の設計料は高い?
先日「モテ住まい」さんのHPにこのブログを載せていただきました。
感謝感謝。
「モテ住まい」のHpはこちら。
昨日の続き。
家づくりのよくある質問です。
「設計料が高いのでは?」といわれることがあります。
さらには、
「設計料って必要なんですか?」
という質問も。
ハウスメーカーや工務店は設計料をO円というところもありますが、
その費用は当然、工事の費用に入っています。
友人がハウスメーカーの設計をしていますが、
もちろん給料をもらっていますし、
外注費用も大量に使っているといいます。
まぁその話は置いておいて、
リフォームや家の設計に掛かる費用が、
「高いか、安いか」
でもよく考えてください。
これから、30年も40年も「住んでいく家」を考えるのにあたり、
敷地も家族も見ないで間取りを決めた家と、
その家族のことを思って建てた家ではどちらがいいでしょうか?
仮に2000万の家は設計料200万~240万です。
200万として、30年使う家と思うと、年間6.6万の出費です。
1か月に直せば、5,500円の出費ということになります。
(もちろん分割にはできませんけどね。)
これを高いと思うか、そうでないと思うか。
高いと思ったら、私達に相談をしない方が無難でしょう。
私達は手を抜けません。相談を受けたら、一生懸命になってしまう。
もう一つの事例をあげましょう。
これを聞いたら、自宅が大丈夫か気になりだします。
09.10.29
リフォームとかかりつけ医
リフォームは問題点を手術によって解決する外科的性格があります。
クロスや外壁を綺麗にする美容整形的な一面 もあります。
ちょっとした、インテリアの変更や、間取りの変更によって、
今までとは違う快適な空間を得るような、
そんな整体の様なリフォームもあるかもしれません。
しかし、イマイチ社会的に認知されていない重要な事は、
人や車がするような健康診断的な予防措置。
「今、直さなければ、地震が来たら大変なことになりますよ!」
と脅される前に信用できる家の専門家を見つけることが大切です。
必要に迫られたら、金額をネゴする時間なんてありません。
「水栓が壊れた」
「タイルが落下した」
「雨漏りして、部屋がカビだらけになってしまった」
などなど。
事が起きてから、では十分な検討がなされないまま、
リフォーム会社や工務店の言うがままになってしまう。
つまり家も、人間と同じように、
定期的にかかりつけ医に見てもらう事が大切です。
無償だと利益は工事をしなければ発生しないと上げられないので
無駄 な工事を作られてしまいます。
「やるべき」と
「やっておいた方がいい」と
しっかりフィーを払って住まいのカルテを作ってもらう事が重要でしょう。
今後、さらに消費、使い捨て社会から循環・リサイクル社会へ移行するにあたり、
カチアルコトと思えます。
本多健建築診療所に改名しようかな。
09.10.28
リフォームのお化け
数年前から、なぜか、私のところにくる
仕事はリフォームが多かったのですが、
去年、一昨年と事業系の仕事がバタバタ入っていました。
せっかく、世の中もコンバージョンやらバリアフリーやらの
リフォームが結構取り上げられていたのに、
東京のミニバブルは
「古いものを活用しましょう。」「有効利用しましょう。」
という流れを断ち切ってしまいましたね。
でも、去年の9月以降また、リフォームの話が増えてきました。
リフォームお化けの話は、
リフォームをする際に、
もっとも気を付けなくてはいけないことの一つです。
もしかすると、今住んでいる家の下に古い井戸があって...
なんてことではありません。
簡単に言うと、
「見積にない工事が、必要である事が工事中に発覚する事!」です。
工事前では見えない基礎や、壁の中から出現し、
請求書を持って誰に乗り移るか浮遊する。
そりゃ恐怖です。
ひと昔前ならリフォームをした施工者が追い払ってくれましたが、
今はそんな余裕ありません。
設計者やリフォーム会社が見積する時に家中を壊すわけにはいきませんしね。
設計者としても全面 リフォームの際は細心の注意を心掛けますが、
施主側の自衛手段として専門の調査会社に依託するか、
予算的に余裕を見る事が必要です。
また、新築時の確認申請書、工事明細、改修履歴などわかる資料、写真などあるといいですね。
昔から私がブログに書いている
について、
09.10.22
ツワモノ現る
季節はずれの朝顔が、我が家に咲いているのですが、ちょっと変わった写真が撮れたので、アップしてみました。
葉っぱの下にある花のつぼみが葉の虫の食べた穴から覗いています。
この障害にも負けないツワモノを、パシャリ。
本日は45年前に建てられた建物のリフォームというより、建物を何とかしてほしいという依頼で、千葉県市川市に出動。
立地が商売するにはとてもいいのですが、どうも新築時に本社ビルとして建てられているので、テナント貸しするには不向きな建物。
この建物の全面的な改修、リフォーム、設備の更新、防水の検査、やり替えが仕事の内容です。
メンテナンス状態がちょっと...これはなかなかツワモノ現るといったところでしょうか?
おお!写真とつながった!
最近教会の仕事も築40年。
この年代の建物(不動産)は非常に大きな問題を抱えていますね。ほったらかしの大家さんは是非専門家に見てもらうことをお勧めします。
また、今新築を考えている方、特に定期借家などを検討している方は、入るテナントに設計を任せるのではなく、もし出て行ってしまったときのことも視野に入れて話を進めるのがいいですね。
10年後に泣くことになると考えて間違いないです。






