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09.09.06
さいたま市の納骨堂
最近、休みの時に納骨堂をよく見に行くようにしています。
さいたま市にある公営霊園の共同納骨堂
中は細かく区切られたコンクリートの部屋になっていて、
棚に骨壷が置かれています。(見たわけではありませんが...)
私の設計に関する考えは、
自分が経験したこと無い機能のものは、
設計できない。
自分が体験し、経験し、感じたものを
図面に落とし込む様にしています。
勤めていた頃、最初の担当が
自動車学校(教習所)でした。
私はすでに普通免許を持っていたので、
26歳になってバイクの免許を取りに通ったのです。
納骨堂の設計依頼が来てから半年以上を経過しました。
いろいろなタイプの建物をみて、遺族になる体験もしました。
死者と生者の接点としての空間はどのような場所が
ふさわしいか、考えています。
09.09.05
刺激を入力する必要性
とある盲学校での体験
小学校1年生の子供が、
先生の腕と青いボールの間で、
エビ反りになってはずんでいる。
先生は力いっぱい子供とボールを一緒に床にたたきつける。
子供は笑顔ではずんでいる。
思わず...「虐待?」
先生曰く
「彼らは視覚からの情報がないので、刺激が不足しているのだ」という。
刺激がすくないと、脳の活動も、体の動きも少なくなってしまうのだと。
彼らにとって体に伝わってくる振動や音や温度やにおいという刺激たちが、
非常に重要なのだ。成長するのに必要なのだ。
でもこれって、普通の子供もそうじゃないのかな?
別に特別なことではない気がする。
みんな気が付いていないだだけ。
冷暖房完備、防音の家に、24時間いる赤子と
風を感じ、虫が鳴き、暑い、寒いを感じる赤子とでは
どちらが、生きる力がつくのだろう。
彼が、盲学校に通う前、打合せをしたときに感じたことがある。
09.09.04
カチアル窓
category:BLOG

7月、父の納骨で、谷中霊園に行ったときのこと。
徳川慶喜の墓がある裏手、刺すような暑さも
木々の多い茂る谷中霊園は、風が気持ち良い。
納骨後、有名な伊豆栄に食事に行く。
大広間のベランダには和風の庭園がしつらえてある。
その外に広がるのは不忍池の蓮と上野公園のみどり。
つくづく、部屋は部屋で完結するべきではないと思う。
室温ではなく、雰囲気で涼しくなることもある。
室-庭-借景(不忍池・上野公園)
これは価値あります。
もちろんウナギも最高。
浅田次郎の「天切松闇がたり」を読んだ直後ならなおさらです。
09.09.03
視覚障害を持つ子供へのカチアル空間
私が子供の為にバリアな家を造る理由
バリアフリーって危険な言葉だと思う。
段差をなくし、温度差をなくし、スイッチはセンサーに、
自動でなんでも快適、安全、あんまり気をつけなくていい。
でも、これから大きくなる子供を持つ親や、まだまだ元気なおじいちゃんも、
「便利」=「体がなまる」
ということを知ってもらいたい。
病院から帰ってくる高齢者が風邪をひくということがよくあるらしい。
看護師の家内がよく言っている。
空調も食事もなんでも弱者に合わせている病院に入院すると、
実は体が弱ってしまうということ。
子供の為に住宅を改善するには、危険は回避するが、バリアな家をお勧めしたい。
そうバリアフリーではなく、バリアな家です。
私がバリアな家を考えるようになった事例は、とある盲学校の授業に参加させていただいてからです。
→とある盲学校の授業の経験はこちら。
また、バリアフリーという言葉を考え、悩み住宅を設計していると基準もおかしく見えてきます。
09.09.02
カチアルベランダ

ベランダってなんでしょう。
洗濯物を干す場所?
布団を干す場所?
家庭菜園をする場所?
普通のベランダではそんなところでしょう。
でも面積はそれほど変えず、ちょっとした工夫をすると...
先日リフォームが完了した建物の竣工パーティーに行ってきました。
この設計のポイントは洗濯物をステンレスの手すりに干す。
(Tシャツもハンガーに掛けて干さないのがこだわりの様です)
ベンチを設け、昼からビールに使うのも良し、
子供の読み聞かせをしてもよし、
喫煙者の贅沢なタバコスペースにもなってます。
ただの建売住宅のベランダが、
デザインによって交流の場所に。
カチアルベランダになっているでしょうか?





